家猫修行中のチャッピー。
夜は相変わらず家の中を巡回し、私たちを寝不足にしていましたが(笑)、昼間は少しずつ、この家での過ごし方を覚えていきました。
というより――
家の中の気になる場所を、片っ端から確認していたようです(笑)。
まずは、キャットタワー。
今までクロが使っていた場所にも、いつの間にかチャッピーがいます。
上に乗ってみたり、途中でくつろいでみたり。
「そこ、クロの場所なんだけどなぁ(笑)」
もちろん、そんなことは気にしません。
「ここも、オレの場所。」
そんな顔をして、すっかりくつろいでいます。
そしてベッド。
ちょっと小さくない?と思うようなところにも、ぎゅうぎゅうになって入ります(笑)。
大きな体を無理やり収めて、
「入れたから問題なし。」
……いや、はみ出てるけど(笑)。
トイレもそうでした。
家の中には、クロがずっと使ってきたものがあります。
チャッピー用も用意してあるのに、なぜかクロのものが気になる。
「そっちも使ってみるか」
とでも思ったのでしょうか(笑)。
クロの生活を見ながら、ひとつずつ試しているようにも見えました。
そして、ついには――
マグカップ(笑)。
クロは時々、マグカップから水を飲みます。
それを見ていたチャッピー。
気がつけば、
チャッピーまで顔を突っ込んで飲んでいました(笑)。
「それも真似するの?」
クロがやっていることは、とりあえず自分もやってみる。
キャットタワーも。
ベッドも。
トイレも。
マグカップも。
こうして並べてみると……
だんだんクロの暮らしを丸ごと真似しているようです(笑)。
もちろん、チャッピーが得意だったこともあります。
それは――
甘えること。
これだけは、クロを真似する必要がありません(笑)。
母のそばへ行ってゴロン。
撫でてもらえば、うれしそうに体を預けます。
外で暮らしていたころには見たことのなかったような、無防備な姿でした。
最初のころは、家の中を落ち着かず歩き回っていたチャッピー。
それがいつの間にか、
「ここで寝よう」
「ここで水を飲もう」
「ここで甘えよう」
そんな場所が、ひとつ、またひとつと増えていきました。
もしかするとチャッピーは、クロを見ながら、
「家の中って、こうやって暮らすのか」
と覚えていたのかもしれません。
そうして少しずつ、この家はチャッピーにとっても、
「帰りたい外」ではなく、「自分のいる場所」になっていったのだと思います。
そしていつの間にか――
クロの隣も、チャッピーの居場所になっていました。
🐾