家の中に、自分の居場所をどんどん増やしていったチャッピー。
キャットタワーも。
ベッドも。
トイレも。
そして、クロのマグカップまで(笑)。
気がつけば、
「ここもオレの場所」
と言わんばかりに、家の中を堂々と歩くようになっていました。
でも――
いつの間にか増えていた場所が、もうひとつありました。
クロのとなり。
最初のころは、まだ少し距離のあったふたり。
同じ部屋にいても、それぞれ好きな場所で過ごしていました。
クロにとってチャッピーは、突然やってきた大きな茶トラ。
チャッピーにとってクロは、先にこの家で暮らしていた先輩猫です。
近づいたり。
離れたり。
すれ違ったり。
ときどき、ちょっかいを出したり(笑)。
そんな毎日を繰り返しているうちに――
ふたりの間の距離が、少しずつ短くなっていきました。
📹 少しずつ近づいていくクロとチャッピー
そして、ある日。
窓の外を見ていたクロのとなりに、チャッピーがいました。
特別なことをするわけでもありません。
ただ、ふたりで並んで外を見ています。
黒い背中と、大きな茶色い背中。
以前なら、外からこちらを見ていたチャッピーが、
今はクロと一緒に、家の中から外を見ている。
📹 並んで外を見るクロとチャッピー
なんだか、この姿を見ているだけで、
「ああ、チャッピーは本当にうちの猫になったんだなぁ」
と思いました。
そして、そのうち――
窓辺だけではありません。
床でゴロゴロしているときも、
気がつけば、ふたりは近くにいるようになりました。
くっついたり。
足を乗せたり(笑)。
もう、
「クロの場所」
「チャッピーの場所」
なんて、あまり関係ないようです。
📹 気がつけば、こんなに近くに(笑)
チャッピーが家に来たころ、
私たちはチャッピーがこの家に慣れてくれることばかり考えていました。
でも、チャッピーを受け入れていたのは、
私たちだけではなかったのかもしれません。
クロもクロなりに、
大きな茶トラとの暮らしを受け入れていったのでしょう。
そしてチャッピーも、
クロがいることを当たり前のように感じ始めていたのだと思います。
いつからだったのかは、わかりません。
でも、気がついたときには――
クロのとなりが、チャッピーの居場所になっていました。
🐾