第81話「クロ、病院で過呼吸になる(笑)」

病院へ着いても、

「あおお~~~~ん!!」

鳴き続けていたクロ。

しかも待合室には、犬がいっぱい。

ワン!
ワンワン!

そのうち、クロの様子が少し変わってきました。

「あおお~~ん!」ではありません。

どこからともなく、

ブー……
ブー……

「ん?」

なんの音?

周りの人も、

「何の音?」

みたいな顔をしています(笑)。

音の主は――

クロでした。

そのうち、

ブー……ブー……から、

ヒー……
ヒー……

に変わってきました。

「ちょ!クロ、落ち着いて!!」

「これ、過呼吸だよね💦」

母とふたりで撫でて、なんとか落ち着かせようとします。

でも――

全然むり(笑)。

ヒー……
ヒー……。

クロの目は、まん丸です。

そして、いよいよ診察室へ。

ネットに入ったまま、キャリーから出して診察台に乗せました。

先生に診てもらっている間も、クロは落ち着きません。

じり……。

じりじり……。

診察台の端まで行って、

下をのぞき込んでいます(笑)。

そこから逃げようとしているらしい。

そして私は、その後ろから――

「あ!爪も切ってください」

クロに聞こえたかどうかは、わかりません(笑)。

体重を量ると、

6.7kg。

そして気になっていた、あのお腹。

病気でふくらんでいるわけではなく――

ただの脂肪でした(笑)。

検査もしてもらいましたが、大きな異常はありませんでした。

ただ、血糖値が少し低かったようです。

先生が聞きます。

「歩くときに、ふらふらしたり……」

「全然ないない!」

「お腹こわしてたり……」

「いつもと同じコロコロ💩です」

「食欲なかったり……」

「食欲の秋です(笑)」

先生、

「…………」

そして、

「まれに、極度の緊張で低血糖になる子もいるけど……」

「それに違いありません!!」

即答(笑)。

だって、

この日のクロを見ていたら――

それ以外、思いつきません(笑)。

咳も、耳も診てもらって、

とりあえず大きな問題はなし。

お腹も脂肪(笑)。

こうして無事、診察は終わりました。

あとは家へ帰るだけ。

これでクロも、やっと安心――

すると思ったんですけどね(笑)。