チャッピーがいなくなってから、少しずついつもの生活に戻ってきたころ。
今度は、クロのことで少し気になることが出てきました。
最近、よく咳をする。
耳を、かきかきすることも多い。
そして――
なんだか、お腹もふくらんでる(笑)。
具合が悪そうなわけではありません。
ごはんも、いつも通りよく食べます。
でも、一度ちゃんと診てもらおう。
そんなわけで、検診もかねて病院へ連れて行くことにしました。
問題は――
どうやってクロを捕まえるか(笑)。
クロは、こちらが何かしようとしている気配を察すると、とにかく素早い。
完全に目が覚めてからでは、まず無理です。
狙うのは、寝起き。
そして今回は、母との二人がかり。
私がクロを持ち上げている間に、母が下から洗濯ネットを広げます。
クロは一瞬、固まりました。
耳は、ぺたーん。
口は、一文字。
身体まで、きゅーっと丸く小さくなって――
目だけ、まん丸(笑)。
ものすごく嫌そうです。
しかも、この状態が長く続くわけではありません。
時間がたつと、決死の覚悟で暴れ始めます。
だから、急がなければなりません。
「今!!」
母が下からネットを広げて――
確保!!(笑)
作戦成功です(笑)。
※この持ち上げ方は猫に負担がかかることもあるため、普段はしていません。今回は病院へ連れて行くため、短時間で確保しました。
そのままネットに入ったクロをキャリーへ。

そして――
ここからが、うるさかった(笑)。
「あおお~~~~ん!!」
「あおお~~~~ん!!」
キャリーに入ったときから、ずっとです。
クロが、こんなに大きな声を出すなんて。
「あんた、チャッピーみたいな鳴き方するね(笑)」
チャッピーがよく出していた、あの大きな声。
一瞬、チャッピーが鳴いているのかと思うような声でした。
車では、キャリーを後ろの座席へ。
母が隣に座って、ふたを開けてずっと撫でていました。
クロは飛び出そうとはしません。
ただ――
「あおお~~~~ん!!」
抗議だけは、やめません(笑)。
そして着いたのは、チャッピーが通っていたのと同じ病院。
この日は先生に、チャッピーが亡くなったことも報告しました。
先生は、
「そうか~、残念ね……」
そしてキャリーの中のクロを見て、
「そしてクロはどうしたの?」
待合室では、犬たちの声が聞こえます。
ワン!
ワンワン!
その中でクロは、
「あおお~~~~ん!!」
まだ鳴いています。
母が撫でても、
「あおお~~~~ん!!」
クロ。
まだ診察室にも入っていません(笑)。