9月15日。
チャッピーを見送った、次の日の朝。
朝になれば、
いつものように一日が始まります。
でも、
チャッピーはいません。
昨日までそこにいた、
大きな茶トラがいません。
なんだか、変な感じでした。
そして――
クロはというと。
普通に朝を迎えていました。
ごはんのところへ行って、
食べて、
家の中を歩いて、
ピンクのベッドでくつろぐ。
いつものクロです。
私は、そんなクロを見ながら思いました。
「クロ、チャッピーがいないの、わかってるのかな?」
昨日まで、
同じ家の中にチャッピーがいたのに。
今日は、もういません。
でもクロは、
いつもと変わらないように見えました。
外にはトラもやって来ます。
クロにはクロの一日があって、
いつものように朝が始まっている。
猫が何を感じているのか、
本当のところはわかりません。
ただ、
チャッピーのいない家で、
クロの毎日はもう始まっていました。
動画の最後に映っているのは、
チャッピーの写真です。
いつもの家。
いつもの朝。
そこにチャッピーはいない。
それだけが、昨日までとは違いました。
そしてこの日から、
私たちは少しずつ気づくことになります。
チャッピーがいなくなって、
クロが少し変わったこと。
そして、
私たちの暮らしも、ほんの少し変わったこと。
このときは、まだ、
それがどんな変化なのか知りませんでした。
🐾