母は88歳。
そして今も、
洋裁教室で教えています(笑)。
白老のこの家は、
もともとは両親の別荘でした。
父が定年を迎えたのをきっかけに、
両親は白老へ本格的に移住してきました。
白老に来てからの母は、
なかなか忙しい人です。
最初に始めたのは、気功教室。
それを15年ほど続けて、
そのあとに始めたのが洋裁教室でした。
そして現在、88歳。
まだやっています(笑)。
「今年でもうやめようかな~」
毎年のように、そんなことを言います。
でも――
やめません(笑)。
昔の写真を探していたら、
洋裁教室が新聞に載った記事まで出てきました。
……思っていたより、ちゃんと活動していた(笑)。
今日も洋裁教室の日。
私は母とミシンを車に乗せて、
教室まで送っていきました。
そうなんです。
ミシンも毎回一緒です(笑)。
教室に通ってくるのは、
50代から80代くらいまでのみなさん。
みんな元気です。
もちろん洋裁をするための教室なのですが、
たぶん――
おしゃべりも相当楽しみなんだと思います(笑)。
縫って。
しゃべって。
笑って。
また縫って。
そんな時間が、もう何年も続いています。
父も定年後は、
町内のことをしたり、自然ガイドをしたり、
白老でいろいろ活動していたようです。
……このあたりは、
私はよく知りません(笑)。
そして父がいなくなったあと、
母がひとりで暮らしていた時期もありました。
それから私が白老へ来て、
母との暮らしが始まりました。
今では、
母が洋裁教室の日になると、
私が車を出して、
母とミシンを運びます。
88歳になっても、
出かけるところがあって、
待っている人がいて、
おしゃべりする仲間がいる。
「今年でもうやめようかな~」
なんて言いながら、
きっと来年も、
私は母とミシンを車に積んでいるような気がします(笑)。
母88歳。
洋裁教室、今年も営業中です。
